珈琲と日記

***思いのままに書いてみる***

読みたい本のさがし方、あります。

今週のお題「読書の秋」


『読書の秋』という言葉が定着しているけれど、読書好きな人はきっと、秋に限らず本を読んでいるでしょう。

冬になる前の気温や景色の移ろい、すべてが過ごしやすく美しい季節である『秋』。一年の中でもっとも読書にふさわしく、万人受けする季節なのです。

そんないい季節だからこそ。

今、私の手元にある本をご紹介します。

ジャンルはいろいろです。


〇「置かれた場所で咲きなさい」   渡辺和子

仕事場の人間関係に悩み、仕事に行くのも苦痛だった頃。通勤途中や休憩時間に読んでいました。心の持ちようや、前向きに考える力を与えてくれ、優しく励まされます。自分の気持ちを前へ前へ進めていくことができます。心に響く言葉が欲しい時に。


〇「Nのために」   湊かなえ

以前テレビドラマ化されました。

私はドラマが最初で、その後に本を読み始めたのですが、ドラマの中の登場人物に置きかえながら読み進めていくのもひとつの楽しみ方。4人の男女の証言、事件との関係は。ミステリー好きな方へおすすめです。


〇「三毛猫ホームズの裁きの日」   赤川次郎

作品多数の有名な三毛猫シリーズです。

赤川作品の素晴らしさは何と言っても、文章の読みやすさ。スっと頭に入ってきます。むずかしい表現がなく簡潔な文である上に、物語の背景や人物がわかりやすい構成になっています。誰でも読みやすく楽しめる推理小説の決定版。また猫好きな方には、登場する三毛猫ホームズのかわいさがたまらないと思います。

私が中学生の時に初めて読んだ推理小説が、赤川次郎作品です。以来、三毛猫ホームズシリーズや三姉妹探偵団シリーズなど、たくさんの面白い作品に出会いました。他にも、どれを読んでも納得の面白さがありますので、赤川作品を手に取ってみてはいかがでしょうか。


〇「死にたいけどトッポッキは食べたい」  パク セヒ

書店で題名を眺めたことがあり、頭の片すみでずっと気になっていた一冊です。

正しい題名が思い出せない時は、お住まい近くの図書館のホームページで書名検索するのが便利です。何ていう本だったかな…という時に。この場合、トッポッキがキーワードでした。

検索をして書名がわかったら、ああすっきり。読んでみたくなったので、そのまま貸出図書の予約へ。利用する図書館を指定して、在庫があれば貸出できますよ、というお知らせをメールでもらえるシステムです。素晴らしい制度だと思いませんか?受付カウンターに行けば、予約した本を受け取るだけなんです。図書館員の方、準備してくださってありがとう。あれこれ探し回る時間が省けるので、かなりお得です。でも、図書館の本を眺めて探す時間というのもまた、良いひとときなのですが。


宣伝やどなたかの書評などを見て、気になる本が見つかったら興味のおもむくまま読んでみることをぜひおすすめします。

書店やインターネットショッピング、図書館の利用など、本を探す手段はたくさんあります。

そうやって出会えた一冊の本に目を通す時。「読書の秋」ならではの、心地よい静かな時間が流れます。