15時のウォーキング。交通事故や犯罪から小学生を守る「目」になれたら。
私が続けていること、15時のウォーキング。
小学生の下校時間である15時頃に自宅を出発、周辺の通学路を歩き始める。
近くをぐるっと周り、30分ほど歩く。
歩きながら、ちらほらと小学生のランドセル姿が見える。
信号機のない横断歩道。スピードを上げて過ぎ去る自動車。自転車。
田んぼ道。用水路。のどかに見えて、危険はたくさん潜んでいる。
これは、我が子が低学年の時。
小学1年生は他学年より下校時間が早いため、お家の人は近くまで
迎えに来てあげてください、という学校からの依頼があった。
とは言え、保護者が働きに出ていれば迎えは無理だろうし、
可能なお家の人はお願いしますというものであった。
この頃私は家に居る主婦だったので、近くまで迎えに行くことができた。
1年生になったばかりの子供が、通学路を歩いて帰って来る姿を見守る。
その後パートを始めてからも、子供の下校時間に帰れる時間帯を選んで働いた。
「下校時間の見守り」が、この時からの習慣となる。
もう今では我が子も無事大きくなり、見守りが必要な年齢ではなくなった。
でも私は、下校時間の15時が近づくと何だかそわそわと落ち着かない。
そこで、この時間を利用してウォーキングを始めた。
言ってみれば、「見守りウォーキング」だ。
もともと運動嫌いな私である。
運動することだけを目的にすると長く続かないのだ。
しかも自宅近辺にはきれいな運動公園があり、恵まれた場所だというのに。
あえて運動公園を歩かずに、通学路を歩く。
それは、小さな子供達を交通事故や不審者の犯罪から守りたい、という望みからだ。
ただ、歩くだけ。大したことは何もしていない。
私が、猛スピードの自動車から子供の命を守れるわけではないし、
犯罪者を見つけることができるわけでもないのだ。
でも。犯罪抑止の『目』になることはできる。
毎日のように流れる交通事故のニュース。
登下校中の児童が巻き込まれる事件も後を絶たない。
どうしたら命を守ってあげられるんだろう、悲しい思いでいっぱいになる。
私にできる小さな運動、15時のウォーキング。
少しでも役に立ちますように。